どこにどのような生物が生息するかを調べることは、生物多様性研究の基礎的情報として非常に重要です。証拠標本に依拠した確かな情報の蓄積に取り組んでいます。
岐阜県の揖斐川水系牧田川支流今須川の魚類相を調べた結果、4目7科14種が確認されました(左図)。左図の淡水魚のほか、ニジマスが逸出している可能性がありました。また、過去にはスナヤツメ南方種、フナ類、スゴモロコ、モツゴ、トウヨシノボリが確認されていました。ほとんどの魚類は在来種と考えられ、今須川は、自然度が高く残されている河川であると言えます。
関連業績
伊藤ほか(2020)揖斐川水系牧田川支流今須川の魚類相.岐阜大学教育学部研究報告(自然科学),44:33–42.
美濃加茂市民ミュージアム(文化の森)に保管されている魚類液浸標本を整理しました。1989年から2018年に保管された標本が約300点ありましたが、整理されていなかったので、再同定し、標本登録番号を付け、どの市町村から何の種類が確認されているかをまとめました。
関連業績
伊藤ほか(2019)美濃加茂市民ミュージアムに収蔵された魚類液浸標本:1989-2018年.美濃加茂市民ミュージアム紀要,18:24–31.
工事中
関連業績
浅香・伊藤ほか(2016)矢作古川分派施設に造成された仮設切り回し水路における魚類などの水生生物調査.碧南海浜水族館年報,28:23–27.
工事中
関連業績
伊藤(2018)岐阜県郡上市鬼谷川上流域における聞き取り調査に基づく1940年代の魚類相.ボテジャコ,22:63–73
投網を投げている写真は、鳥居亮一氏(三河淡水生物ネットワーク)に撮っていただきました。
あなたもジンドゥーで無料ホームページを。 無料新規登録は https://jp.jimdo.com から